そのサービスは顧客価値になっているか。
一般社団法人ソーシャルバリュー協会、隅田です。
企業がよかれと思ってやっていることが、顧客にとってはまったく価値として捉えられていなかった。
そんな一例を今日の日経新聞の記事に見つけました。
旬鮮酒場天狗を運営するテンアライドが、300円のお通しを廃止したところ、お客さまの反応が良く、若者の二次会利用が増え、結果として売り上げが伸びているという記事。
顧客が評価してこそ、提供価値となるのでしょうが、自社の売り上げを優先したお通しは、まったく顧客価値になっていなかったという、ある意味お粗末な話。しかし、こういったことは、意外と当たり前のように行われている現実もあります。
経営再建中にあるテンアライドですが、気づいただけでも一歩前進なのかもしれません。
もっともっと世の中の声を聞くことが、経営再建への近道なのではないでしょうか。他人事ではない企業もおおいはずです。
※写真はイメージです。