新規事業を作るのは「志」

一般社団法人ソーシャルバリュー協会、隅田です。

タイトルに掲げたのは、今週号の日経ビジネスで、セイコーエプソン碓井社長が語った、新製品開発に対しての考え方です。

「価値とは、世の中をこういう世界にしたいという志を持って、自分を磨き上げて、世の中と本当に真摯に向き合ってゼロから作り出すものだ。スマートグラスにしても双腕ロボットにしてもよそじゃ決して作れない。エプソンしか作れない新しい価値をどんどん生み出す会社になっていきたい。」

売れる製品をつくることは、会社の根幹としてもちろん重要ですが、それだけでは社員の働きがいを保つことはできません。自社製品を通して世の中のためになるという大義がまずはじめにあるべきではないでしょうか。それがいつの時代も変わらない原理原則だと思います。

その意味で、今回の碓井社長の取材記事は、顧客にも、社員にも、十分に心を動かすメッセージになっているのではと推測します。

経営者だけでなく、個人にとっても「志」はとても大切です。自分の役割を果たすことで世の中のためになる。「志」に、大きい小さいはありません。持つこと自体に価値があると私は思います。